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いよいよ、事業再構築に乗り出した山田さん。しかし、何ごとも、そう思うようにいくものではありません。
花子 報告するね。 まず、義父さんへ渡していたお金だけど、
10万円を7万円にってお願いしたら、
もう要らない、だって。
そうはいっても、ありがとう、とはいえないから
義父さんの口座に毎月振り込むことにしたよ。
使わないからって仰っておられたけど、 あてにしないでやりましょうね。
それから会社は、今月末退職でOK!
で、あなたの方はどうだった?
山田 税理士さんか?
なんか、今までの月のこともあるし、
本当に自分らでできますか? っていわれたから、
もう1回家内と相談するって...
花子 何、それ?! もう、気が弱いんだから。
こういうのは、言い切らないとダメなの。 もういいわ、私が電話をしておくから。
山田 でも、申告とか調査とか、本当にできるのか?
花子 そりゃあ、やってみないとわからないけれど、
まったくの素人でもないし。
第一、そんなことを言っている余裕はないの! 決めたらやるしかないでしょ!
山田 ...
花子 それと、伊東さんにもお願いしといたからね。
来週の月曜日に来てもらうことになったから、
予定しておいて。 で、伊東さんからの伝言。
山田 何だ、伝言って?
花子 言われたのは3つ。 まずは、毎日の業務日誌をつけること。
アイテム別の売上とレジ客数、天気、
それから、今日気がついたことなどを、 毎日記録していくこと、だって。 これは、やれてるよね?
山田 ああ、レジを締めたらレシートが出るから、
売上と客数は付けているけど、アイテム別は...
花子 レジでアイテムは区分できてるんでしょ! 今日から、そうしましょ!
山田 ...
花子 2つめは、今月の売上目標を立てること。
で、それを週別にすること、だって。 これはやってないよね〜。
山田 売上目標たって、お客さん次第だしなあ...
花子 うん、たぶんそうでしょう、って。(笑) だから、立案しないといけない、らしいよ。
とりあえず、前年を参考にしてもいいから、
数字を置いておけって。
山田 ふ〜ん...
花子 それから最後は
陳列やPOPをさわるな!って。
山田 何それ?
前に聞いたときは、全部直せ!っていうことを
しつこく言われたのにな。
花子 うん、私もそれを覚えていたから
その理由を聞いてみたんだけど、
方針もないのにデタラメにやっちゃうと、
逆にイメージが悪くなるから、だって。 でも、明らかに変なのは直せばいいし、
床や什器、それに入り口のガラスなどの掃除は、
徹底的にやっておいて、っていわれた。
山田 自分が来るまで、手出しするな!ってことか。 なんか、いやらしいな、それ。
花子 そうかもしれないけど、いいんじゃない。
伊東さんなりのお考えもあるんでしょうし。
山田 お前は、どっちの味方なんだ!
花子 何いってんの?
何とかしなきゃあ、潰れちゃうんだからね。
山田 ああ、それはわかってるさ。
俺は、とりあえず6月分のレシートを見て、 いわれたように、記録していけばいいんだな。
花子 お願いね。 私は、顧客名簿を頭に叩きこむから。
それから、約1週間。顧問税理士さんとの交渉も花子さんがうまくまとめ、山田さんの気持ちも変わってきたみたいです。明日からはコンサルタントの本格指導が始まります。
山田 明日、何時に見えるって?
花子 3時っていったじゃない、忘れてんの?
山田 いや、念のために確認しただけだから。
花子 あ、そうそう、
私、明日のパートは午後休みをもらったから。 一緒に聞くからね。
山田 悪いな、そうしてもらえたら助かる。
花子 他人任せにしないで、しっかり聞いてよね。
山田 ああ...
コンサルタントの指導が明日に迫り、少し緊張気味の山田さん。いよいよ、事業再構築が本格的にスタートします。
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