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9月のリニューアルを機に、コンサルタントとの契約を解除したものの、思うように売上は伸びていきません。不安になった花子さんは、ご主人の山田さんとの口論の結果、自分ひとりで、コンサルタントのアドバイスを受けることにしました。
花子 ただいま。
山田 ああ...
花子 お父さん、あとでちょっと時間あるかなあ?
山田 今でもいいよ。 そやけど、ああしろ!こうしろ!は、イヤやけどな。
花子 そんなことはいわないから、大丈夫。 で...ね... ちょっと大事な話をするから、こっちへ来てよ。
山田 ん?
花子 ん〜〜、と、これからどうしよっか??? 私は、何をしたらいい? また、働きに出た方がよければ、探してみるけど? お父さんは、どう思ってるの?
山田 何や、突然。
今日は、相談しに行ったんじゃないのか?
花子 行ったよ。
でも、相談するなら2人で、って言われたわ。 そりゃそうだよね〜。あたり前だわ。
そんなことより、
私は、お父さんがどう思っているかを知りたいの。 私は、お店を手伝ったほうがいいの? それとも、他所に働きに行ったほうがいいの?
山田 他所に行くっていっても、
帳簿や支払なんかはお前じゃないと。 今更、税理士に頼みたくもないし...
花子 それはやるわよ、もちろん。 そうじゃなくて、昼間の話。
今までのように
お店の中でいるのがいいのかどうかってこと。
山田 そりゃあ、一緒にやってくれれば、
それに越したことはないけど。
お客さんも、女のお前の方がいいやろうし。
花子 そう、わかったわ。 だったら、具体的には何をしたらいい? いわれたことをするから、きちんと教えてね。
そういって、花子さんは夕食の準備に席を外しました。実は、これこそが、コンサルタントのアドバイスなんですが、山田さんは、そんなことだとは全く思っていません。
何をするかを教えてくれ、っていわれても...難問を抱え込んで困ってしまいました。
そして夕食後。
花子 お父さん、何をしたらいいか、決めてくれた?
山田 そんなすぐには決まらんよ。
今までと一緒でええから。
花子 そやかって、明日も明後日もお店はあるやんか。
今までと一緒って、ボーとしてたらいいの? ホントにそれでええのやったら何もいわないけど。
山田 そんなわけないやろ。 コトバのアヤっちゅうもんや。
こうしたらいい、とお前が気がついたことは
どんどんやってくれたらええ。
花子 そやかて、やったらやったで、
勝手にした、って叱られるのはいややし。
一生懸命考えてやってみて、
後で、何要らんことしてっていわれるのって、
ムチャクチャショックが大きいんやからね。
知ってる?
山田 ああ、そんなことは、もういわないから。
お前の好きにしてくれたらええよ。
花子 好きにしたら構わないって、
他人事のようにいわんといて! もっとマジメに考えてよ!
山田 スマン、そんなつもりやなかったんやけど。 何か、今日のお前は厳しいな。
そしたら、POPを少し考えてくれるか?
問屋のアドバイスでは、
何かピンとこない感じがするし。 お前も、前にそんなことを言っていたわなあ。
花子 POPを直してもいいんやね。 イメージ的に変なモノは外すけど、いいよね? じゃあ、明日はそれに集中してみる。 で、それが終わったらどうしよう? それもしっかりと考えといてね。
すっかり花子さんのペースに振り回される山田さん。でも、これがあんな結果になろうとは、そのときには、まったく想像などはできなかったのです。
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